スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by だてBLOG運営事務局 at

2012年03月09日

陸前高田

更新が遅くなってしまいましたが、4日の日曜日は陸前高田に行ってきました。

前日の土曜日は気仙沼の望洋に一泊。



望洋は気仙沼湾を見下ろせる高台にあります。
高台にあったため被災を免れ、多くの人の避難所として利用されました。

看板娘のメグ。人懐っこくてとってもかわいい。
家族とともに避難して来たとのこと。特技は「誰とでも仲良くなれる」





先週の応援ファンドツアーでは、大雪で予定よりも時間がかかり、陸前高田に行くことができませんでした。
陸前高田は、気仙沼から車で30分。

いざ出発!

震災後、初めて見る陸前高田。
道の駅「高田松原」の前へ。
周辺の平地にあった町並みは、津波の被害を大きく受けています。

しばらくそのまま走る。

どこに何があるのかわからない。

いわ井さんのお店はどこなんだろうか。

「いわ井」さんは、ミュージックセキュリテーズさんの応援ファンドの事業者さんのひとりです。
和食器や雑貨、お酒などを扱っており、ほっとする日常を提供してくれるお店です。
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=212


お昼も兼ねて45号線沿いにあるカフェレストラン「クローバー」へ。





復興応援メニュー“クローバー丼” 復興の願いを込めて、ひまわりをイメージしたもの。




クローバーはメニューも豊富で、家族みんなで楽しめるお洒落なファミレスのよう。

そして「陸前高田新店舗マップ 3/1号」をゲット。ボランティアの方が更新しながら作っている手作りの地図だそうです。

おかげで、目的地に着くことができました!


竹駒エリアにある仮設店舗「いわ井」




磐井さんご夫婦。
お二人の人柄とお店のあったかい雰囲気に心が和みます。ほっとする空間。




先週のツアーに参加した者だと話をしたら、驚いた様子でした。

震災当日の話から以前お店があった場所、ボランティアの皆さんへの感謝の気持ち、高田松原のこと、一本松のこと、マスコミのこと、新しいお店のことなどなど、たくさん話をしてくださいました。

多くの人に見てもらいたい。
地域によって被害の状況が異なるから、それを実際見てほしいと。



お話を聞いている間も、次から次へお客さんが来て、地元に愛されているお店だなと感じました。
そのたびに、磐井さんは笑顔で挨拶をし、「髪型変わったね」などお客さんとの会話を楽しんでいました。

「買い物は楽しい」と、震災後に改めて気が付いたと。
買うということは、商品を通して、お店とお客さんのコミュニケーションがあるから楽しいと。



帰り道、一本松を見ました。
7万本あった松の中で、もともと2本明らかに大きい松があったそうです。
おそらくその松が生き残ったのではないかと聞きました。



一本松だけでなく、そこに住んでいる人たちも見てほしい。現地の切実な気持ちです。


仮設の気仙大橋。気仙沼と高田をつなぐ大事な橋。





震災があった3.11は今度の日曜日にやってきます。4日はその1週間前。
一周忌や慰霊祭があちこちで行われていたことを知りました。



大好きだった海を見たくないと、磐井さん。

それでも、前に進もうとしている。
自然と応援したくなります。



磐井さん

たくさんお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。
実際にお店を見て、お話をすることで、たくさん知ることができました。

新しいお店にも必ず行きます。







  


Posted by wakame at 01:26Comments(0)応援ファンド

2012年02月27日

応援ファンドツアー

25日の土曜日は、セキュリテ被災地応援ファンドツアー「大崎・気仙沼・陸前高田編」に参加してきました。伝えたいことがたくさんあって、長くなりそうです(^ ^;

応援ファンドの事業者さん4名を訪ね、現状や直接話を聞くツアーです。出資とは関係なく、参加できます。

・日本酒  寒梅酒造さん(宮城県大崎市)
・水産加工 斉吉商店さん(宮城県気仙沼市)
・器・和雑貨・地酒販売 いわ井さん(岩手県陸前高田市)
・御菓子司 木村屋さん(岩手県陸前高田市)

ファンドについては、ミュージックセキュリティーズさんのホームページへ↓
http://oen.securite.jp/

8時20分に仙台駅東口に集合。集合場所には、見覚えのある畠山さんが。。本業ではなく、ファイブブリッジとしての協力参加のようです。プロ級のガイド役として、一日盛り上げてくださいました(感謝)。
ファイブブリッジはこちら↓
http://five-bridge.jp/


あいにくの雪icon04

午前中は、大崎の寒梅酒造さんへ。








皆さん、準備をして待っていてくださいました。




こころに春をよぶお酒「宮寒梅」

復興をめざす大崎への想いがこもった「鶯咲」 

試飲させていただきました。

宮寒梅は華やかな香り、鶯咲はやや控えめな印象でした。
宮寒梅「袋吊るし」は、名前の通り、袋を吊るして滴らせることで絞っているとのこと。ゆっくり時間はかかるけれど、香りが増すと。聞いたところ、一般的には品評会用のお酒などで行われる絞り方とのこと。
こういうお酒が商品として飲めること、大変貴重です。

まなさん。
若き担い手。酒母師(お酒に香りをつける役割)。




彼女の「うちだけが良くなるのではなく、大崎が、日本酒業界全体が、盛り上がってほしい」と言っていたのがとても心に響きました。お酒も、直売ではなく地酒屋さんを通して購入してほしいと。そうすることで、他の酒蔵さんのお酒も地酒屋さんを通して知る機会にもなると。彼女のきらきらした目と力強いことばに、心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。

新しく建てた酒蔵の中を見学。








※寒梅酒造さん http://www.miyakanbai.com/


お酒も入り、いい気分の中、次はいよいよ気仙沼へ。

途中、悲しいお知らせが。
雪のため、予定より時間がかかって遅くなっているため、陸前高田は今回は行けないとのこと。残念。
ただ、陸前高田のいわいさん、木村さんとは気仙沼の斉吉さんのところで合流する予定だったので、お話だけは聞けそうです。

斉吉商店さんでは、スタッフのみなさんの盛大な歓迎!!





2班に分かれ、私は先にお昼をいただきました。




出ました~!「生ワカメ&生メカブのしゃぶしゃぶ」。今朝採れた唐桑のワカメとのことです。








※斉吉商店さん http://www.saikichi-pro.jp/(ワカメの準備ありがとうございました)


陸前高田市のいわ井さんご夫婦。後ろは木村さん。




いわ井さん「応援ファンドで唯一、食べ物ではないもの扱っている。それでも私たちは、地域の人がほっとできるお店、楽しみをもってくれるお店をやりたいんだ」と。

日常が戻ること、本当の地域の再建、復興はいわ井さんのようなお店が復活することかもしれない。

※いわ井さん http://www.i-wa-i.jp/ 


木村さんのお菓子、お土産にいただきました。奥が看板商品の気仙ゆべし。




お会いしたみなさんに共通していたのは、地域の一員として復活するんだ、自分のことだけを考えるのではなく、地域全体の復興を切に願い、地域のためにがんばっているということでした。

木村屋さんのホームページでは、陸前高田の手焼きせんべいのニュースが見れます。

※木村屋さん http://okashitsukasa-kimuraya.com/ 


お昼の後、斉吉商店さんの看板商品「金のさんま」の工場を見学させていただきました。

奇跡的に助かった秘伝のタレ












「金のさんま」は、
仙台では仙台駅3階新幹線改札口そば「がんばろう東北!絆」のお店で、




東京では銀座にある気仙沼アンテナショップで購入できますよ~


戻ってきたのは、夜9時前でした~充実した一日。

解散後、駅前の「いな穂」さんにセリ鍋を食べに行ったところ、
しっかり、宮寒梅が置いてあり嬉しくなりました☆

思わず、お店の親方に宮寒梅さんの蔵に行ってきたところだ、と言わずにはいられませんでした。

顔が見えるファンド。

商品をみたとき、事業者さんの笑顔を思い出します。

  


Posted by wakame at 22:39Comments(0)応援ファンド